8種族はどう決まるのか — 16の型を、8つに畳んでいる
2026-08-25
「なぜ自分は竜人族なのか」——結果を見て、そう思われた方は多いと思います。
種族は8つ。けれど設問は102問もあって、その間に何が起きているのかは画面から見えません。この記事では、8種族がどう決まっているのかを、実装のとおりに説明します。
この記事は理論の解説です。アプリの使い方は ガイド をご覧ください。
先に、いちばん誤解されやすいところ
「8種族 × 4気質 × 2覚醒」では、128になりません。 掛けると64です。
この一文が、この記事でいちばん大事なところです。順を追って説明します。
128という数は、16 × 4 × 2 から来ています。16タイプ分類の16、気質の4、覚醒の2。この3つを掛けて128です。
8種族は、その16を8つにまとめた「呼び名」です。 ひとつの種族を、2つの型が分け合っています。
だから、種族の側から数えるなら「8種族 ×(それぞれ2つの型)× 4気質 × 2覚醒」。8 × 2 × 4 × 2 で、やはり128です。サイトではこちらの書き方をしています。同じ数を、別の入口から数えているだけです。
補足です。「8つの種族 × 4つの気質 × 2つの覚醒」と書くと、2つの型のぶんが抜けて64になります。掛け合わせるときは、種族の中の2つの型を忘れないでください。
16の型が、8つの種族に分かれる
実際の対応を全部並べます。アプリのデータそのものです。
竜人族 ← ENTP・ENTJ / 梟人族 ← INTJ・INTP
精霊族 ← ENFP・ENFJ / 夢見族 ← INFJ・INFP
山岳族 ← ESTJ・ESFJ / 森守族 ← ISTJ・ISFJ
炎狼族 ← ESTP・ESFP / 影猫族 ← ISTP・ISFP
並べてみると、きれいな規則があります。
内向(I)の4種族は、梟人族・夢見族・森守族・影猫族。外向(E)の4種族は、竜人族・精霊族・山岳族・炎狼族。
そして2つ目の文字を見ると、NT(論理・抽象)が竜人族と梟人族、NF(理想・共感)が精霊族と夢見族、SJ(実務・秩序)が山岳族と森守族、SP(実践・柔軟)が炎狼族と影猫族。
つまり、種族を決めているのは「内向か外向か」と「どの気質群か」の2つです。16型を、この2軸で8つに畳んでいます。
なぜ16のままにしなかったのか
素朴な疑問だと思います。16のままなら情報を減らさずに済んだはずです。
理由は2つあります。
ひとつめは、読み物として成立させるため。 16の型に、それぞれ独立した世界観の名前と物語を用意すると、覚えきれません。8つなら「竜」「梟」「精霊」「夢」「山」「森」「炎狼」「影猫」と、絵が浮かびます。
ふたつめは、4文字の型名を前に出したくなかったから。 4文字のアルファベットは、既存の検査を強く連想させます。スピリットコードは独自の設問で独自に分類しているので、そこは意図的に距離を置きました。種族名で呼ぶことで、「別のものです」と示しています。
では情報は失われたのか。 いいえ、残っています。同じ種族の2つの型は、結果画面の称号や本文で書き分けられます。畳んでいるのは呼び名だけで、内部では16のまま持っています。
種族だけでは、あなたは決まらない
ここも大事なところです。
同じ種族の人は、世の中に大勢います。 8分の1ですから、単純に考えれば12.5%。それだけでは、あなたを言い当てたことになりません。
スピリットコードが128にしているのは、種族の中の2つの型に、気質と覚醒を掛けるからです。
気質(4つ) — ソーシャルスタイルから決まります。同じ竜人族でも、焔の竜人族と地の竜人族では、進め方がまるで違います。
覚醒(2つ) — 神経症傾向から決まります。日輪と月華。危険への感度の違いだと思ってください。
16 × 4 × 2 = 128。 ここに至って、ようやく「あなたらしさ」に近づきます。
それでも128です。世界には80億人いるので、単純計算で同じタイプが6,000万人以上いることになります。分類は、人を説明しきれません。
同じ種族の2人は、どこが違うのか
「森守族は ISTJ と ISFJ が入る」と書きました。では、この2人はどう違うのでしょうか。
3文字目が T と F で分かれています。ざっくり言えば、判断のときに理屈を先に置くか、人への影響を先に置くかの違いです。
同じ森守族——つまり内向的で、実務的で、秩序を大切にするという共通点を持ちながら、決めるときの拠りどころが違う。前者は「筋が通っているか」を、後者は「これで誰かが困らないか」を先に確かめます。
この違いは、結果画面の称号や本文に出ています。 種族名が同じでも、読んでみると書きぶりが違うはずです。
つまり「種族が同じ=似ている」は半分正しく、半分違います。大枠は同じで、決め方が違う。同じ森を守っていても、守り方が違う——という感じでしょうか。
種族はどこから来ているのか(設問の話)
実装のとおりに書きます。
種族を決めているのは、32問の性格の設問です。 ここから16タイプが出て、その16タイプが8種族へ対応づけられます。
ビッグファイブの50問は、種族には使われていません。 覚醒(日輪・月華)にだけ、そのうち神経症傾向の値が使われます。
ソーシャルスタイルの20問は、気質にだけ使われます。
補足しておくと、アプリの内部にはビッグファイブの4因子から直接 種族を出す計算も残っています。ただし実際の分析では使っていません。開発の途中で作られたもので、公開されている関数なので消さずに置いてある、という状態です。
∴ 種族を変えたければ、性格の32問への答え方が変わる必要があります。 ビッグファイブの答えをいくら変えても、種族は動きません。
「結果が変わった」と感じたとき
時間をおいて受け直すと、違う結果になることがあります。よくあるのは次の2つです。
境界の近くにいる場合。 内向と外向の差が小さい方は、その日の答え方で種族がまたぐことがあります。これは不具合ではなく、もともと中間にいるということです。
思い浮かべた場面が違う場合。 職場を思って答えるのと、家庭を思って答えるのでは、同じ人でも結果が動きます。設問に答えるとき、どの自分を思い浮かべたかで変わります。
どちらが本当のあなたか、という問いには答えがありません。両方あなたです。 結果が揺れたときは、「自分は境界にいる」という情報として受け取っていただくのがよいと思います。
種族に優劣はありません
最後に書いておきます。
8つの種族に、強い・弱いはありません。 竜人族が偉いわけでも、影猫族が控えめなわけでもありません。それぞれに、力が出る場面と、疲れる場面があるだけです。
レアリティの表示について。 結果画面には「めずらしさ」が出ますが、これは分布の話であって、価値の話ではありません。少ないから優れている、ということはありません。
そして、これは分析であって評価ではありません。 採用や人事評価には使わないでください。
関連する読み物
分析全体の仕組みは この分析は何に基づいているのか、気質については ソーシャルスタイルとは何か、覚醒については ビッグファイブとは何か をご覧ください。
🔮 まだ分析していない方へ → スピリットコード128タイプ分析(無料・登録不要)