チーム分析の型を見たあと、会議で最初に聞くこと
文: とわのね / 2026-10-11
チーム分析で「◯◯型」と出ると、そこで話が止まりがちです。「うちは攻撃特化型だって」「へえ」で終わってしまいがちです。
型は、答えではなく問いの材料です。この記事では、型を見たあとの会議を、準備・最初の問い・締め方の順にまとめます。ここに書く進め方はすべて運営の提案例で、効果を保証するものではありません。
この記事は仕組みの解説です。種族とタイプの図鑑は こちら をご覧ください。
会議の前に、リーダーが確かめておくこと
結果を画面に映す前に、次の3点を見ておくことをおすすめします。
- 答え終わった人の数。まだの人は気質のゲージの分母から外れるので、途中で見た結果と、そろってから見た結果では印象が変わることがあります
- 人数が3人以上か。1人だけのチームは、いつも「均質型」になります
- その型は、どの条件で止まったか。型は上から順に見て、最初に当たったところで決まります
3つ目がいちばん大切です。たとえば4つの気質がそろっていれば、攻撃に寄っていても「多様性型」で止まります。型が表示された理由は、当たった条件を見れば確認できます。 条件の一覧は チーム分析は何を見ているのか にあります。
型ごとの、最初の一問
型の名前を読み上げたら、評価の言葉ではなく場面の言葉で聞きます。運営が考える最初の一問の例です。
均質型と出たとき:「同じ進め方の人が多いとして、それが助けになった場面と、困った場面はあった?」
多様性型と出たとき:「4つの進め方がそろっているらしい。会議で、それぞれの進め方が出番を持てているだろうか」
攻撃特化型・守備特化型と出たとき:「新しいことを決めるとき、私たちは急ぐ側と確かめる側のどちらに寄りやすい?」
攻守バランス型と出たとき:「特定の型に当たらなかった。では、自分たちで一言にすると、どんなチームだろう」
攻撃と守備のゲージは、同じ人数を2つに分けたものです。片方が高ければ、もう片方は低くなります。「守備が低い=慎重さが足りない」と読むより、「決める前に確かめる手順を、誰がどこで担うか」を話すことを、運営としてはおすすめします。
武器と地雷は、「実感があるか」を聞く
結果画面の「隠れた武器」と「地雷」は、決まった線に当たったものを並べているだけです。起きていることの報告ではなく、線に当たったという目印として扱います。
武器については、「その強みは、いまの仕事で出番があるか」を聞きます。線に当たっていても、普段の会議では使われていないことがあります。
地雷については、犯人探しにしないことがいちばん大切です。たとえば「ドライバーが2人以上いる」という線に当たっても、当てはまる人を名指しする必要はありません。
- 「この線に当たっているけれど、実感はある?」
- 「あるとしたら、どんな場面?」
実感がない、という答えも一つの情報です。そのまま記録して次へ進んでください。
話が止まったときの返し方
型の話をしていると、沈黙が続くこともあります。運営の提案例として、次のような返し方があります。
- 自分から先に話す:「私は結論を急ぐ側だと思う。そのせいで誰かを置いていったことがあるかもしれない」
- 場面を小さくする:「チーム全体」ではなく「先週の定例」のように、具体的な一回に絞る
- 一人ずつ一言にする:発言の多い人だけで話が進まないよう、順番に回す
締めは「次に試すことを1つ」
最後に、次の2〜4週間で試すことを1つだけ決めます。たとえば次のようなものです。
- 決める前に、確かめる係を一人置いてみる
- 会議の最初の5分を、反対意見だけを出す時間にする
- 新しい案を、小さく試す場を一つ作る
次の会議で、「試してどうだったか」を聞いてみてください。うまくいかなかったなら、それも次の問いの材料になります。
使う前の注意
チーム分析の型は、チームの良し悪しを測るものではありません。気質・5因子・16タイプがそろっている人が2人未満だと、武器も地雷も出ません。
そして、採用や人事評価には使わないでください。この分析は、心理学の知見を参考にした独自の分析であって、心理学的な診断ではありません。能力や適性を測るものでもありません。
おわりに
チーム分析の型は、会議の最後の結論ではなく、最初の問いです。当たった条件を確かめ、場面で聞き、実感と照らし合わせ、試すことを1つ決める。その順で使っていただくのが自然だと考えています。
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